当院は、(財)日本医療機能評価機構の病院機能評価における「書面審査」及び「訪問審査」の結果、機構の定める認定基準を達成していることが認められ、平成20年7月28日付けで「認定証(審査体制区分2バージョン5.0)」を受領しました。
国民の医療に対する信頼を確立し、その質の一層の向上を図るために、医療機関の機能を学術的観点から中立的な立場で評価し、その結果明らかとなった問題点の改善を支援する第三者機関です。
医療サービスは、医師、看護師等様々な専門職種の多くの職員が連携してなされるものです。医療の受け手である患者様のニーズを踏まえつつ、質の高い医療を効率的に提供していくためには、医療機関の自らの努力が最も重要です。そのためには、医療機関が自らの機能を評価するいわゆる自己評価が実施されていますが、こうした努力をさらに効果的なものとするためには、第三者による評価を導入する必要があります。このために、当院も改善すべき問題点を明らかにし、それに対する的確な取り組みを可能とするために、日本医療機能評価機構による第三者評価を受けました。
以下の8領域の詳細項目について、それぞれの専門的な見地から中立的・客観的な判断・評価が行われ、認定基準を達成していると判断された場合に認定証が発行されます。
病院の基本方針と中・長期計画や病院全体の管理体制、情報管理機能の整備、地域の保険・医療・福祉施設との連携等について評価します
患者の権利の尊重や患者に十分な説明をし同意を得る体制の確立、患者の安全確保の体制等について評価します。
来院者への接遇と案内、患者・家族の医療相談の体制やプライバシー確保への配慮、療養環境の整備体制等について評価します。
診療、看護、コメディカル、手術・麻酔、救急、診療録管理や外来など院内の各部門の組織運営を「人員・施設設備」「教育」「運営・手順」「業務改善の仕組み」等の面から評価します。
病棟における医療の方針と責任体制、入院診療の計画的対応、患者に関する情報の収集と伝達、評価と計画、ケアの実施、ケアプロセスにおける感染対策、診療・看護の記録、病棟での環境と薬剤・機器の管理について評価します。
人事管理、財務・経営管理、施設・設備管理等の合理性と適切性や、訴訟等への適切な対応等について評価します。
精神科病床を有する場合に、精神科に特有でかつ重要な機能を評価します。
療養病床を有する場合に、療養病床に特有でかつ重要な機能を評価します。